火事 エピソード 1 防炎布2009/04/08


 夜中に連絡を受けて駆け付けた私の眼の前で事務所を炎が舐めていきました。
 私の事務所は市場の端で、隣は普通の民家です。火は二階から廻ってきて二階のほうから隣家にも炎が迫っていきます。

 隣家はちょうど外壁のか改修中で、養生の布が張り巡らされてはためいていました。「あの布を伝って延焼するだろう。なんと運の悪いことだ。」と思っていたのですが、幸い隣家はなんとか持ちこたえました。

 火の勢いから考えて信じられない思いでしたが、あとで聞くとその養生の布が防炎の働きを持っていたようで、かえって在って良かったとのことでした。

 改修工事は終わりかけていて、その日のうちにも布を外そうと考えていたところだそうで、何が幸いするかわかりません。
 
 家の中は消防士がホースを抱いて突入しているのでぐちゃぐちゃだそうですが、「火が入らなかっただけでも幸いで、工事の布に感謝しなくちゃ」と隣家のTさんと語り合ったことです。