政治は未来からのメッセージ ・ 市会議員選挙にあたって思うこと2009/05/29

 市会議員選挙が明後日告示に迫りました。もう5回目になるとはいえ、こればっかりはなれることができません。事前のあいさつ回りでも、街頭演説でも、ハラハラドキドキ、冷や汗が出ます。その反面、「応援してるよ」と声をかけていただいたりすると、とてもうれしいことも初めてのころと変わりません。

 朝の駅頭での街頭演説。60人もの立候補予定者がいるのですから当然ですが、同じ場所でぶつかることが多くあります。
 その際にぶつかった相手に、あいさつし、例えば「演説時間を分け合おう、交替でしよう」と申し出ることのできる人もいれば、こちらが先に来たスピーカーも置いているのに、そんなことには目もくれず、挨拶もなしにお構いなしにスピーカーを使う人もいます。


 お互い、闘う相手なのですから、仕方がないのかもしれませんが、さびしい気がします。

 「政治は未来からのメッセージ」

 今回の選挙、私はこの言葉をキャッチフレーズにしようと思います。

 地球環境問題で考えればわかりやすいと思います。二酸化炭素の排出を削減するために現在の営みを規制するのは、将来の地球の状態を悪化させないためです。言い換えれば、現在の必要ではないけれど未来からの要求なのです。

 しかし、この考え方が必要なのは環境問題だけではありません。

 自治体の借金は、今の世代はもちろんですが将来の世代の負担ともなります。将来の世代には現在の政治への発言権がありません。重い負担を負う将来の世代の代弁者となって、現在の借金を抑制すること。これが政治の果たすべき役割です。

 同様に、早くから用意をしておかなくては将来困ったことになる、という問題もあります。

 たとえば市職員の団塊の世代の退職金。市役所は職員の退職金積み立てをしていませんでした。年度ごとの予算で支払っていたのです。ところが大量採用の世代が退職時期を迎えると退職金が膨らんで、その年度の市の財政を大きく圧迫します。
 こんなことは最初からわかっていたはずです。

 市民プール。二か所を残して他を廃止する計画が大きな議論を呼びました。
 プールも建物ですから当然古くなります。いずれ使えなくなって廃止するか建て替えなければなりません。ならば、早い時期から利用料に建て替え費用の一分でも上乗せしておくとか、なぜ誰も考えなかったのか?
 市役所というところは単年度会計主義の中で、将来必要なお金を誰がどう負担するかについて、まったく考えないようです。
 それは怠慢というよりは「そういう機能がない」と言ったほうが正確なようです。

 政治は未来からのメッセージでなくてはいけない。現在の目先の利益不利益に惑わされず、未来の見地から、子どもたち、さらには今まだ生まれていない未来の子供たちの利益を考えて現在の営みをコントロールすること。未来の子供たちの利益や、環境問題は今の経済の仕組みの中にな入ってこない要素です。これを経済、社会の中に組み込んでいくこと。これが政治の役目だと思います。

  4期16年間市会議員を務めて、改めてこんなことを痛感しています。これからも、これを心掛け、肝に銘じておきたいと思います。

 選挙に入ると、公職選挙法の規定で、このブログも書けなくなるようです。最後のメッセージになるかもしれません。