「外国人労働者、移民問題」 その道の第一人者が語る講座 のご案内2022/06/05

「外国人労働者、移民問題」
その道の第一人者が語る講座 のご案内
 日時 6月15日(水)18時から
 会場 尼崎市立中央北生涯学習プラザ(梅プラザ)「阪神合同労組」で借ります。
 先週の木曜日、6.2、鳥井一平さん一行が尼崎にやってきたので、一緒に駅前で「外国人技能実習生制度反対」のスタンディングキャンペーンをしました。
 「それ誰?」って?
 無理もありません。私の運動仲間です。当然に無名です。
 でも、彼は、日本の外国人労働者問題に取り組んで、アメリカ国務省から「人身売買と闘うヒーロー」として表彰された人なのです。アメリカは奴隷制反対を「国是」としている国です。その「国是」の立場から表彰されたのですから結構なことだと思います。
 世界中で顰蹙を買っている日本の外国人技能実習制度。実際は労働者として働かせていながら、移民としても労働者としても認めず、「実習」の名のもとに奴隷のように、自由もなく劣悪な条件で働かせる「現代の奴隷制度」と呼ばれています。鳥井さんはその問題に、現場で取り組んできた第一人者なのです。
 なぜ今、改めてそのキャンペーンなのかというと、この制度を含めて、外国人労働者政策について政府に見直しの動きがあるそうなのです。
 私は、ウクライナの難民についてはもろ手を挙げて歓迎している(それは良いことなのですが)日本が、他方では外国人労働者に労働者として、人間としての権利を認めず、また(ウクライナ以外の)難民受け入れには世界でもとびぬけた厳しい対応をしている現実を想い浮べました。
 そこで、その場で鳥井さんに話を付けてこの次に関西に来る6月の15日に尼崎で話してもらうことにしました。
 難民問題と外国人労働者問題はこの国の人権政策に刺さった大きな棘(とげ)で
す。
 いまや、この課題での世界的人物になってしまったわが仲間の話です。ぜひ、「生の鳥井一平」の話を聞きに来てください。
 改めて
 6月15日18時
 尼崎中央北生涯学習プラザ
 阪神合同労組主催 にしてもらいました。

光本弾劾 尼崎市議会前スタンドデモ2022/06/23

尼崎市議会、光本議員による政務活動費の不適切な使用。
 30年前のカラ出張事件も議員が公金で活動するにあたっての不正使用であるという意味で今回同様の事件でした。以来、尼崎市議会は、「議員の公金の使い方の厳正化」を目指して、制度改革や規範作りに努力を積み重ねてきました。
 カラ出張事件という歴史を背負った尼崎市議は、他のどの議会の議員にも増して、その活動のために提供されている公金の使い方に厳正でなくてはいけない、それが使命でした。
 今明らかになっているだけでも、今回の光本事件は、その使命を果たしてきた努力の成果ー歴史を土足で踏みにじるものです。単なる「不適切」にとどまらずこのような努力とその成果への冒涜だと断じます。
 光本圭佑さん、いかに他の面で秀でようが、尼崎市議たる者、とりわけこのような不始末だけはしてはいけなかったのです。
 現役の議員諸君にあっては光本議員の辞職勧告を決議する動きがあると聞きました。カラ出張事件の時と違って議会の自浄作用が働くものと期待します。
 私たち議員経験者も、尼崎の市議会のこれまでの努力の歴史を背負って、彼の責任を問うべきだと思います。
 私は、現在開かれている議会の最終日、6月28日、市議会の前で弾劾のスタンドデモをすることにしました。朝9時から10時30分までです。ご賛同いただけるかたの参加を訴えます。

光本議員の弁明2022/06/28

 尼崎市議会、維新の光本議員の政務活動費の「不適切」使用問題。尼崎市議会の公費厳正使用の歴史を作ってきた者として、幾人かの退職市議と語らって、抗議の声明を出し、スタンドデモを6月議会最終日に実行しました。

 スタンドデモ自体は、騒ぐ形にはせず「深く静かに」抗議する形にすべく参加を控えてもらった結果、数人の元議員と市民でやることになりましたが、現職の議員の皆さんとも怒りを共有することができ、やった意味はあったと思います。
 
 午後からの本会議では、光本議員への「議員辞職勧告決議」が予定されていたので、仕事に行く前にその前半部分だけ傍聴することができました。

 提案説明と、光本議員の弁明を傍聴できたのですが、彼の弁明には正直失望しました。
 私の主観かもしれませんが、彼の弁明の主軸は「自分は、軽率なことはしたが、辞職を求められるような悪いことはしていない」「警察に捜査してもらうことで説明責任を果たす」というものでした。
 県警の捜査二課(詐欺など知能犯担当)に行って「資料を提出して任意で捜査してくれるようお願いした」というのです。
 彼はつまり「僕は悪いことはしていません。捜査してそれを明らかにしてください」と警察に要請したというのです。
 でもちょっと待ってください。
 警察は犯罪があったと思われる事案について捜査するのが仕事です。どこの警察が「犯罪はないことを証明してくれ」という訴えに応じるのでしょうか?僕の無実を証明してください」という求めに応えることは警察の仕事ではないでしょう。
 現時点で、だれからも違法行為=犯罪の存在が警察に通報されていないのです。
 県警捜査二課もさぞ戸惑ったことでしょう。
 「弁護士を同行した」と言っていますが、その弁護士さん、警察の仕事について当該議員に説明してあげるのが仕事でしょう。
 
 これは素人考えかもしれません。ひょっとすると警察はこんな仕事もするのかもしれません。
 だったら私も自分の身の潔白を・・・。(これは冗談です)
 
 しかしこのことだけは言えます。
 光本議員、自分の行為が「違法」や「不適切」でないという説明はご自分でなさい。それが本当の「政治家の説明責任」です。
 それとも、警察をかませることで「その件は司直が捜査中なので、お答えを控えます。」という、どこかの偉い政治家の答えをまねようという目論見ですか?

 2度目のタッチアウトですね。彼の潔さについて、わずかに希望がなかったわけではないのですが・・・。ほんとに失望しました。