中国を笑えない2012/11/14

 大阪市のがれき焼却反対運動から逮捕者が出たという話を聞きました。 
 社会運動が大きくなったり、問題の核心を突いたりし始めると、このように警察の暴力が登場します。けだし、「暴力が権力の本質」と言われるゆえんでしょう。

 東京では反原発の集会に日比谷公園の利用が拒まれ、集会ができなくなりました。

 集会場を奪われた運動は、原発反対をあきらめて引きさがるのでなければ路上にあふれるしかありません。路上にあふれれば逮捕も思うがままですから、追い立てて狩るウサギ狩りのようなもので、これも暴力でしょう。

 日比谷公園を貸さなかった東京都と警察の連係プレーは、このようにしてまるで中国のような弾圧の姿をこの日本で実現しています。

 政府の統制のままに、暴発したり、静められたりする彼の国のデモの様子を見て「中国には人権がない」と言っていた私たちは、「この国にも人権がない」ことを思い知らねばなりません。

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