前・尼崎市議会議員　酒井　一　活動ブログ

ごめんなさい。久しぶりです。

　　１７日朝、出勤前に洗濯物を干していると、議会事務局から携帯に電話。
　　「急いで出てきてください」
　　「15分後でいいか」というと「10分後にしてください」・・・
　自宅が役所から近いからいいようなものの、「何をそんなに急ぐのか？高原ロッジの売り払い議案が成立するかどうか危ぶまれているが、その件かな？」
　議会に出てみると、市長以下が待っているとのこと。早速議長室へ。
　聞くと、全くのサプライズ。
　
　産業高校と東高校の統合新高校の校舎建設の入札が行われて、契約議案が出ていたのですが、それを撤回すると言う。
　
　落札した戸田建設が、実は入札のあった6月5日には指名停止になっていなくてはならなかった事が、後でわかったのだそうです。
　「悪質な談合を繰り返した業者は指名停止期間を２倍にする」という指名停止基準の付則の適用を、しなかった？　しそこなった？　ミスった？・・・どう言えばいいのでしょう。とにかく全くの凡ミス。
　
　とにかくこの契約の議案は撤回して、戸田建設との仮契約を解除して入札をやり直すとのこと。
公明正大をモットーにする市長らしい決断です。
　
しかし、もう一つ気になることが・・・。

　他の業者からの「戸田建設はホントは指名停止なんじゃないですか？」との問い合わせで、市がこの問題に気づいたのは13日の金曜日の夕方。

　ところがこのことが市長の耳に入ったのは16日月曜日の午前中。その午後には定例記者会見があって、新高校の開校の話をしないといけない。でもこの事件の始末の方針は決まっていない。・・・結局市長は会見で、「新高校ができまーす。」とだけいうしかなかった。　そのあくる日に校舎建設議案の撤回をするというのに(T_T)/~~~・・・。

　16日月曜に定例記者会見があることは判っているのに、また議会に提案してしまっているのに、この人たちは14，15の土日は何をしていたの？危機管理の考えはなかったの？文教委員会で私は思わず突っ込んでしまいました。

　それにしても心配なのは新高校の校舎建設が2010年4月の開校に間に合うのかということ。6月議会での工事契約成立がこのような事情で延びてしまって、後は、早くても９月議会で成立ということになると３月の遅れは取り戻せるのでしょうか。