ワイズマン監督の2本のとても長いドキュメンタリー、「ボストン市庁舎」と「ニューヨーク公共図書館」一日かけてみる値打ちありです2023/05/20





映画「ボストン市庁舎」先日の上映を見逃した方が何人かおられます。また同じフレデリック・ワイズマン監督の「ニューヨーク公共図書館」というドキュメンタリー作品もなかなか刺激的なのです。

 そこで、この2本を見る会をやろうと思います。酒井の個人的催しです。
 それぞれ次の日程です。
 
 費用はいただきません、会場費を分担していただきます。

第1回 「ボストン市庁舎」(前後編あわせて4時間半あります)
7月6日(木)午前10時から午後4時まで 午前第一部 昼休み有り 午後第二部
会場 尼崎市小田北生涯学習プラザ 学習室4  

押し(お勧め)の言葉

 「自治」や「市民参加」や「多様性」。自治体において今や当たり前のように言われるこれらの理想が、このドキュメンタリーに描かれるボストン市役所の様々な営みの中に、まだ十分ではないけれど手触りを持った現実として切り取られています。
 「これこそが自治だ」「これが自治体の仕事だ」と思わせる説得力がありました。そして、その場面場面が、私たちが日ごろ接しているこの国の自治体の営みとそんなにかけ離れたものではないことに希望が持てました。私たちの自治体もまだ捨てたものではないのかな。

第2回 「ニューヨーク公共図書館」(前後編あわせて3時間半)
7月13日(木)午前10時から午後3時まで 午前第一部 昼休み有り 午後第二部
会場 尼崎市小田北生涯学習プラザ 学習室1 

押し(お勧め)の言葉
   
 前にも書きましたが、この映画、冒頭いきなり、宮殿のような建物のロビーでリチャード・ドーキンスが公開講演をしているシーンから始まります。「利己的な遺伝子」で有名なイギリスの動物行動学者です。キリスト教の天地創造説がいまだに結構広く信じられているアメリカで、図書館の社会  教育機関としての矜持が感じられる公開講演会だと思います。
 このドキュメンタリーからはニューヨーク公共図書館の仕事の深さと広がりが、日本の図書館  とはけた違いであることがわかります。
 特に、日ごろ尼崎の図書館政策の貧困に不平を鳴らしている私からすると、是非多くの人に知  ってもらって一緒に図書館政策の抜本的改革を求めていきたいと思っています。

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