自衛隊員の教育を中立化せよ2009/08/27

 田母神なんとかいう自衛隊の将官が、政府の見解に反するウルトラライトな発言をして罷免されましたよね。
 その当人はその後、あちこちに引っ張りだこで衆議院選挙の応援演説で「広島の原爆記念日の平和式典は左翼の集会」などと相変わらずユニークな見解を披露しておられるようです。

 田母神さんの見解は見解として、歴史観にはそれと正反対の侵略戦争を否定する見解もあるわけで、私は彼が自衛隊の若者たちにあのような歴史観「だけ」を教育してきたことをこそ問題にせねばならないと思うのです。

 彼が自衛隊の隊員に上官として歴史観を説く、教育するのならば、田母神さんと反対の歴史観、戦争観をも教育の中に組み込んで、ちゃんと自衛隊員の教育を中立化してもらわないといけません。

 右翼の街宣車みたいな自衛官ばかりになっては困ると思いませんか?
 自衛隊の存在に反対しているからといって、その隊員たちの教育の偏向を放置してよいということではないと思うのです。