ポピュリズム2017/03/31

 選挙管理委員会の啓発雑誌の今月号の特集が「ポピュリズム」でした。驚きました。
 あの、中立公正の権化のような選挙管理委員会がこんな特集を組むなんて・・・。
 それほどポピュリズム(大衆迎合主義ー私はこの言い方は好きではありませんが・・)。の台頭が著しいということでしょう。
 排外主義も台頭しています。排外主義とポピュリズムは仲良しであるように見えます。

 次のような政治姿勢がその特徴でしょう。
 
 ○白が好きな人には「白」と言い、黒が好きな人には「黒」と言う。

 働く人には「給料を上げます」と言い、使用者には「自由に首切りできるようにします」と言う。これは私たちの国の政府のことです。

 ○実行すれば弊害のある事柄を、弊害の
  事は言わずに約束する。

 「国境に壁を作る」などはその典型ですね。
  
 ○わざと敵を作って敵愾心をあおる。

 「ヘイトスピーチ」をする人々がこれです。 職員組合を敵に仕立てあげた市長さんもありました。
 
 ○既に実現している事を、自分の成果で
  あるかのように言う。

 「学校のエアコン設置」「中学校給食」。
どちらも、ずっと以前に議会全体が声をあげて実現したことです。
 市役所の情報システムのオープン化(による経費節減)。
これも、長く議論して実現に至ったもので、決して特定の議員の成果ではありません。 

 ○自分が信じる目的のために政治倫理を曲  げてもいいと思っている。

 森友学園事件はその典型ではないでしょうか。首相夫人に陳情して学校設立に便宜をはかってもらおうとした事だけで、事の正当性は失われている事が理解できないのでしょうか。「忖度(そんたく)」という言葉は今年の流行語大賞の有力候補ですね。

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